特許出願サービス

PPAPは今後どうなるのか?

無関係な方が、PPAPの名称を商標出願したことで話題になっています。
今回の出願によって、ピコ太郎がPPAPを使えなくなってしまうのではないかという疑問に、ブログにて解説させて頂ければと思います。

今回の某社による出願ですが、主に以下の4点で問題がある可能性があります。

特許印紙代を支払わないで商標出願している。

特許庁への出願時には12000円の特許印紙代を支払わなければなりません。
特許印紙代を支払わない出願について、特許庁では一定の期間が経過した後に却下する処理を行っています。
そのため、今回の出願は将来的には却下されることとなります。

そもそも本人が商標を使う予定がない。

商標は、自分が使ってなんぼのものです。
ですので、そもそも出願人が使う予定がない商標は、そのことを理由に特許庁にて拒絶されます。
(商標法第3条第1項柱書)

公益性との関係で問題あり?

今回のPPAPは、「ピコ太郎が、「YouTube」上に発表した動画作品・楽曲」であることが知られています。
そのため、ピコ太郎と何ら関係のない方は、その人気や評判に便乗しようとすることが、社会の一般的道徳観念に反すると判断される可能性があります。
この場合、出願は拒絶されます。
過去には「ハンカチ王子」の出願が拒絶された例があります。
(商標法第4条第1項第7号)

ピコ太郎との関係でPPAPの商標が、すでに世の中でメジャーになっている。

出願した時点で、すでにメジャーになっている名称は特許庁で拒絶されます(商標法第4条第1項第10号)。
メジャーになっているということは、その名称に、すでにブランド価値があるということになります。

今回のケースでは、ピコ太郎との関係でPPAPの名称自体に認知度、ブランド価値があります。
それ自体が、財産的な価値ですので、未登録周知商標の既存のブランド価値を守る必要があります。
そのため、今回の出願も結局は拒絶される可能性が極めて高いということになります。

この方の出願はかなり問題になっておりますが、上記のように、最終的には、却下・拒絶されるものです。

特許庁からも注意喚起がされていますが、出願人の皆さまは、権利化を断念したりしないようにご注意頂ければ幸いです。