昨年来の新型コロナウイルスの
流行により、外出時の必須の
身だしなみとなりつつあるマスクにも、
多くの登録商標があります。
その中に今となっては
とても便利で一般に普及した
立体形状のマスクがあります。
およそ1000枚の試作品を経て
2003年に発売され、
サイズも大中小3サイズ、
用途も花粉用と風邪用が
あるそうです。
その後も耳が痛くならない
素材を使うなど、
改良がなされています。
2003年販売当初は
社員が通勤時につけて、
立体的な形状の浸透を
図ったそうです。
それほど画期的な
ものだったのですね。
当時はマスクに革命を
もたらしたとして
日経BPデザイン賞2003
のプロダクト部門
銀賞を受賞しました。
今となっては呼吸がしやすい、
口紅も付きにくい
など便利な形状は
あっという間に普及し、
手作りマスクまでも
立体的なものが多いようです。
商標登録された商品だけでなく
類似品も多数あり、
国内の競合品に対してだけでなく、
輸入品についても
不正競争防止法や水際措置により、
この商品を守っているそうです。
これまで、毎日使うほど
身近ではなかったマスク、
およそ1000枚の試作品の努力や、
普及させるための
企業努力に感謝したいです。