特許申請ノウハウ

Know-how

クイックルワイパー

今年も残り3週間程度となりました。

そろそろ年末の大掃除を始める方も

いるのではないでしょうか。

今年は家で過ごす時間も増え

掃除のし甲斐もありそうですね。

(実用新案第2055025号)

今はロボットが掃除してくれる世の中ですが、

細かいところは結局自分でやることが多いですね。

ほこりが出ない、音がしない、かがまなくてよい、

これを使い始めたときは、掃除がとても楽になり、

楽しくなったことを覚えています。

高齢者や子供でも使いやすい形状で、

不織布部分も当時は画期的でした。

また、インパクトがあった商品だけに

模倣品が世の中に出回り、

新聞広告や警告など対応したようですが、

多くは輸入品だったようです。

そこでメーカーは東京税関等に出向き

差押えまで行い対応したそうです。

しかし残念ながら類似品は今もあり、

商品コンセプトの類似品まで

特許で全て押さえるのは困難なため、

開発時には、商品コンセプトについても

できるだけ権利を押さえられるよう工夫する必要があり、

知財戦略を含めた商品開発が重要という事例でした。