第9回は、
「商標権をとらなかったばっかりに…
「炎の飛龍」藤波辰爾の悲劇(?)」と題して、
商標権は誰の手にあるのかについてお話していきます。
弁理士の和田、プロレス観戦が趣味です。
今回は、70歳を超えても現役でリングに
上がり続ける炎の飛龍、藤波辰爾さんについて
のお話です。
藤波辰爾さんは50年以上にわたり現役で、
アメリカでも表彰されたことのある
世界的に有名なプロレスラーです。
藤波さんは2000年代にそれまで所属していた
プロレス団体を抜け、自分の団体を立ち上げました。
そのときに一緒に団体の運営をしていた方が
プロレス団体の名称を商標登録し、
権利者になりましたが、その後脱退してしまいます。
商標権は申請の際に願書に記載していた登録者名に
属するため、商標権を持つ人が抜けてしまえば、
その商標はもう使用することができません。
そのため、藤波さんはその後団体名を変更しました。
このように、複数人で事業を行う場合、
誰の名義で商標権を取得するのかが
とても重要になります。
商標権は、個人の名前でも、会社名義でも、
申請することができます。
会社名義で申請する場合は登記が必要なため、
会社の登記をしていない個人の集まりの場合は
いずれかの個人の名義になってしまいます。
しかし、個人で登録をすると、その団体の
商標権をその人一人で持つことになり、
上記のようにトラブルに繋がることもあります。
また、登記していない団体が代表者の名前で
商標登録を行い、その後法人を立ち上げる場合も、
代表者が個人で権利を持ち続けるのか、
会社に権利を移すのか、注意が必要です。
これから事業を立ち上げる方
団体や会社の商標を個人でお持ちの方
権利の名義に関する不安や相談がありましたら
ぜひお気軽にお問い合わせください♪
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