特許申請ノウハウ

Know-how

番組にリクエストがありました

第12回は
「番組にリクエストがありました。」
ということですが、
リスナーさんからリクエストが届きました。

・・・「歌って!」

残念ながら、ポッドキャストで歌うのは難しいのです・・・

というのは、(恥ずかしいのではなく)
著作権が問題となるためです。
そこで、今回は、歌う代わりに音商標のお話です。


商標の種類のお話3

・音商標

著作権が絡むような長い音は紹介しにくいので、
短い音で身近な例を紹介します。

音商標とは何か?

例えば有名なものとして、
「ファイト!一発!」
というフレーズをCMなどで聞いたことがあるかもしれません。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2015-029907/40/ja

中には、猫の鳴き声も音商標になっています。


「ニャン ニャーン」
ヤマトホールディングス株式会社
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2022-100410/40/ja

これは電子決済アプリの決済音です。
最近は各社の電子決済がありますが、
この決済音の音商標が多いようです。

楽天グループの「シャリーン」
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2015-081397/40/ja

セブン-イレブンの「セブンペイ」
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2019-087906/40/ja



イオン株式会社の「わ おん」(出願中)
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2023-095821/40/ja

現在音商標全体として特許庁に登録されているのは
395件(2024年8月現在)と、
他の商標に比べて少ないですが、
これから増えていくと思います。

今回の例のような、音を聞いたら特定の
商品やサービスをイメージでき、
文字よりも音やフレーズが耳に残るようなものが多く、
これも大切な商標です。

どこかでこの音を聞いたら、
「あっ、音商標だ」
と思い出してくださいね。

Apple Podcasts https://podcasts.apple.com/jp/podcast/%E3%81%86%E3%81%9F%E3%81%86%E5%95%86%E6%A8%99%E5%BC%81%E7%90%86%E5%A3%AB/id1751209371
Spotify https://open.spotify.com/show/0chaNW5BwqcprbIJuwhqsj
Amazonミュージック https://music.amazon.co.jp/podcasts/5a44a45e-92b9-4416-a4ea-11315989ce2e