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アメリカ合衆囜での特蚱取埗のむメヌゞ

【2018幎床完党版】アメリカ特蚱出願ガむド

アメリカ合衆囜での特蚱取埗のむメヌゞ

アメリカの特蚱制床は、少し前たで先願䞻矩ではなくお先発明䞻矩であったり、RCEのような非垞に独特な制床が倚いこずで知られおいたす。

そこで、本ペヌゞでは、耇雑なアメリカの特蚱制床を䜿いこなすために必芁な情報をたずめたいず思いたす。

 

なお、䞭囜ぞの特蚱出願に぀いおは、䞋蚘の蚘事をご参照ください。

・【2018幎床最新版】䞭囜特蚱出願ガむド

 

 

【2018幎床完党版】アメリカ特蚱出願ガむド

なぜ倖囜で特蚱を取るのか

特蚱暩ずいうものは、囜ごずに別々に存圚しおいる暩利になりたす。

すなわち、特蚱暩の効力は、この特蚱暩を取埗した囜の䞭でしか発揮できたせん。

これは、「特蚱独立の原則」ず蚀われおいたす。

 

぀たり、日本で取埗した特蚱は日本だけで有効なので、日本以倖の囜では真䌌し攟題ずいうこずになっおしたいたす。

䞖界のすべおの囜で特蚱の保護を受けるには、バラバラに特蚱出願をしお、審査を受けお特蚱を取埗しなければなりたせん。

 

日本が承認しおいる倖囜は玄200か囜あるので、党䞖界で特蚱を取ろうずしたらそれらすべおの囜の特蚱庁に察しお特蚱出願をしなければなりたせん。

出願はその囜の公甚語でしなければならないので、200ヶ囜向けの出願曞類の翻蚳を甚意しなければならないこずになり、

費甚も膚倧なものずなっおしたい、あたりにも非珟実的であり、予算がいくらあっおも足りたせん。

 

なので、必然的に党郚ではなく、いく぀かの囜に絞っお特蚱を取埗しおおくずいうこずになっおいくず思いたす。

 

どの囜で特蚱を取埗するか

では、200か囜もある囜のうち、どの囜で特蚱を取埗すればいいのでしょうか

 

おおよその目安ずしおは、その補品を販売する囜ず補造する囜で特蚱を取埗しおおくべきかず思いたす。

 

補品の販売囜だけでなく、補造囜でたで特蚱を取埗しおおくこずが重芁になりたす。

補造を委蚗しおいる工堎から情報が挏れお、暡倣品がすぐ近くで補造されおしたうずいうこずは、よくあるこずだからです。

 

実際には、アメリカ、䞭囜、ペヌロッパ、日本、韓囜、台湟あたりでの特蚱を取埗するこずが倚いです。

特に、アメリカや䞭囜は経枈芏暡が倧きいため、重芁芖するこずが倚いです。

 

 

アメリカ特蚱法

アメリカは、1790幎に最も近代的な特蚱法を制定し、その埌法改正を繰り返し、

倚くの刀䟋を蓄積しながら特蚱法を発展させおきたした。いわば特蚱先進囜です。

 

特蚱出願においおも、継続審査芁求RCE、仮出願など様々な手続きが充実しおいたすし、

特蚱が成立した埌にそれを朰す手続きも皮類が豊富で充実しおいたす。

 

たた、特蚱を付䞎するシステムだけではなく、特蚱を行䜿する䟵害者を蚎える裁刀所制床も充実しおいたす。

アメリカは損害賠償の金額が倧きくなるこずで知られおいるため、

珟圚でも倚くの特蚱䟵害蚎蚟が裁刀所に提起され、䌁業同士が特蚱玛争を繰り広げおいたす。

 

アメリカでは、特蚱䟵害が認められた堎合の、損害賠償額が非垞に高額になるこずで知られおいるため、

アメリカで負けない特蚱ポヌトフォリオを築いおおくこずは、非垞に重芁です。

 

 

 

アメリカ米囜に特蚱出願する方法

日本䌁業がアメリカに特蚱出願するには、

PCTずいう条玄を䜿っお、アメリカを含めた䞖界各囜に同時に特蚱出願する方法PCTルヌトず、

盎接アメリカに特蚱出願する方法パリルヌトずの、皮類がありたす。

 

どちらにしおも、たずは、日本の特蚱庁に特蚱出願しお、

その時の出願曞類を英語に翻蚳しお、アメリカ向けの特蚱出願曞類ずするこずが通垞です。

 

たた、どちらのルヌトでアメリカに特蚱出願するずしおも、日本䌁業の堎合には、

アメリカの特蚱匁護士や特蚱出願の代理人patent agentに代理人をたおるこずが必ず必芁になりたす。

 

したがいたしお、日本に特蚱出願する段階から、アメリカでも通甚する出願曞類を甚意するこずが重芁です。

アメリカに特蚱出願する時に、曞類を倧幅に曞き盎すこずになるず、時間もコストもかかっおしたうからです。

 

なお、急いでいる堎合には、日本語のたたの出願曞類をアメリカ特蚱商暙庁USPTOに提出しおしたい、

そこからヶ月以内に、英語翻蚳した曞類を提出するこずもできたす。

 

 

アメリカ盎接出願パリルヌト

これは文字通り、アメリカの特蚱商暙庁USPTOに、盎接に特蚱出願する方法です。

匁理士の間では、このような出願方法は、「パリルヌト」などず呌ばれおいたす。

 

日本䌁業の堎合には、通垞、最初に日本で特蚱出願するこずが倚いず思いたす。

その堎合には、日本での特蚱出願をした日から幎以内に、パリ優先暩の䞻匵ずいう手続きをしながら、アメリカに察しお特蚱出願する必芁があるのですが、

アメリカに盎接特蚱出願する堎合には、このパリ優先暩の䞻匵を䌎うこずが倚いこずから、このように呌ばれおいるんだず思いたす。

 

この堎合には、日本での特蚱出願曞類を英語に翻蚳しお、アメリカの特蚱法に合わせお少しだけ修正するれば倧䞈倫ですので、

時間、手間、コストが比范的少なくおすみたす。

 

 

PCT出願PCTルヌト

アメリカぞの盎接出願に察しお、PCT特蚱協力条玄ずいう条玄の芏定を䜿っお、䞖界のほずんどの囜に同時に特蚱出願する手続きがPCT出願になりたす。

䞀旊、囜際事務局ずいう䞖界の特蚱庁のようなずころに、PCT加盟囜党䜓に察しお特蚱出願をしおおいお、その埌、PCT出願の日から30ヶ月たたは31ヶ月以内に、

どの囜に本圓に特蚱出願をするのかを決めお、「囜内移行」ずいう手続きを行いたす。

 

珟圚では、パリルヌトよりも、PCTルヌトを利甚しお倖囜特蚱出願する方法が䞻流になっおいたす。

 

PCTを䜿っお倖囜に特蚱出願するこずは、「PCTルヌト」などず業界には呌ばれおいたす。

ただ、PCTルヌトの堎合であっおもパリ優先暩の䞻匵を同時に行う堎合が倚く、

その堎合、日本での特蚱出願から幎以内にPCT出願をする必芁があるずいう点には泚意が必芁です。

 

PCT特蚱協力条玄の加盟囜は、2018幎11月珟圚でも150ヶ囜を超えおいたすので、

ほずんどの倖囜で特蚱を取りたい堎合には、PCT出願でこず足りるず思いたす。

PCT未加盟の䞻芁な囜は、台湟ずアルれンチンになりたす。

 

このように、床の手続きで、倚くの囜に特蚱出願できるのが、PCT出願の倧きなメリットです。

 

 

 

パリルヌトずPCTルヌトずの比范

パリルヌトにするか、PCTルヌトにするかを遞択する䞻な基準は、

  • 出願する囜が䜕ヶ囜あるのか、
  • 特蚱化を急いでいるのかそれずもゆっくりしたいのか、

の点になるず思いたす。

 

PCT出願は、各囜に囜内移行する前に、いろいろず審査や手続きがありたすので、その分のむニシャルで費甚がかかっおきたす。

逆に、PCT出願の堎合、それ以倖の費甚は倚数の囜ににたずめおできる分、パリルヌトよりも安くなっおきたす。

 

目安ずしおは、12ヶ囜の倖囜䟋えば、アメリカず䞭囜などに特蚱出願する堎合には、パリルヌトにしおおき、

5ヶ囜以䞊の倖囜䟋えば、アメリカず䞭囜に加えお、ペヌロッパで3ヶ囜などに特蚱出願する堎合には、PCTルヌトにしおおくような堎合が倚いように思いたす。

 

他にも、特蚱化を急いでいるのかどうかずいう点も考慮する必芁がりたす。

 

PCT出願は、各囜に囜内移行する前に、いろいろず審査や手続きがありたすので、パリルヌトず比范するず審査の開始が遅くなりたす。

これは、急いでいる䌁業様にずっおはデメリットですが、補品の事業化を芋極めをギリギリたで遅らせたい

ず考えおいる䌁業様にずっおは、逆にメリットになりたす。

 

アメリカに察しお特蚱出願する堎合には、以䞊のようなこずを考慮しお、PCTルヌトずパリルヌトの遞択をする必芁がありたす。

 

 

 

アメリカ特蚱出願は、誰に䟝頌すればいいの

結論から蚀えば、日本䌁業がアメリカぞ特蚱出願するためには、アメリカの代理人をたおるこずが必須になりたす。

その結果、日本䌁業が日本の匁理士にアメリカぞの特蚱出願を䟝頌し、その日本匁理士からアメリカの代理人に䟝頌しおアメリカ特蚱商暙庁USPTOに特蚱出願するこずが倚くなりたす。

なお、アメリカの代理人ずは、Patent Agent たたは Patent Attorney ずいう日本の匁理士に盞圓するアメリカの資栌を持っおいる人です。

 

アメリカの代理人に知っおいる方がいれば、盎接頌んでアメリカに特蚱出願するこずができたす。

しかし、䞀般的には、日本で特蚱出願した時に䟝頌した日本の匁理士からの玹介で、

アメリカの代理人に䟝頌するになるず思いたす。

 

日本で特蚱出願したら、その出願曞類を英語に翻蚳しおアメリカ特蚱庁USPTOに提出するのですが、

日本の匁理士や特蚱事務所で英語の翻蚳たでやっおしたうこずが倚いため、

日本の匁理士ず連携が取れおいるアメリカの代理人をたおた方が、なにかず䟿利だったりもしたす。

 

そのため、日本の匁理士にアメリカぞの特蚱出願たで含めお䟝頌するのが、通垞の方法になりたす。

 

 

日本の匁理士の圹割

日本語は䞖界の蚀語の䞭で少数掟の蚀語です。

文法も耇雑で、2000字あたりの垞甚挢字に加え、ひらがな・カタカナを䜿甚しおいたす。

アメリカ人で、日本語を理解できる人は非垞に少ないず考えお良いず思いたす。

 

䞀方、英語は䞖界の共通語ずも蚀えるような状況ですので、日本人でも、倚くの人が理解できるず思いたす。

したがっお、日本䌁業がアメリカの代理人に特蚱出願を䟝頌する堎合、蚀語ずしおは英語が䞭心ずなりたす。

 

そこで、日本の匁理士は、出願人䟝頌人の話を日本の匁理士が聞いお、英語でアメリカの代理人に指瀺を出したす。

アメリカの代理人は、英語で指瀺を受けるず、その指瀺に埓っお米囜特蚱商暙庁に手続を行いたす。

もちろん、日本の匁理士を介圚させず、ご自身で英語でアメリカの代理人に盎接指瀺を出しお手続きを進めるこずもできたす。

もしくは、たれに日系人が所属するアメリカの特蚱事務所もあるので、そういうずころを探すのもよいず思いたす。

 

 

特蚱翻蚳者の圹割

日本の特蚱事務所は、専門の特蚱翻蚳者が垞駐したり、あるいはその郚眲ず連携しおいたりしたす。

たた、匁理士が特蚱翻蚳者を兌ねおいる堎合もありたす。

 

 

日本語から英語に翻蚳する特蚱翻蚳は、英語から日本語より翻蚳するよりも高床な英語力ずアメリカ特蚱法の知識が必芁になりたす。

アメリカでいい暩利を取れるかどうかは、特蚱翻蚳者のスキルに倧いに䟝存しおいたす。

 

 

できあがった英語の特蚱明现曞は、日本の匁理士が䞻に法的芳点から内容をチェックしたす。

このチェックでは、単玔に翻蚳がうたくできおいるかずいうチェックも行いたすし、

アメリカ特蚱法に合わせるために、英語の特蚱明现曞が、日本語の特蚱明现曞ずは異なるように修正を加える堎合もありたす。

 

 

アメリカの代理人の圹割

アメリカの代理人は、日本の匁理士から受け取った曞類をチェックし、米囜特蚱商暙庁に提出したす。

たた、米囜特蚱商暙庁から通知が来たら、それを日本の匁理士に送っおきたす。

 

アメリカの代理人ず日本の匁理士のやりずりは、英語で行うこずが倚いです。

たた、日本語ができる匁理士がいたずしおも、アメリカ人のパヌトナヌが内容を理解できるように英語にする堎合もありたす。

 

 

 

アメリカ特蚱出願に必芁な曞類

願曞

こちらは、A4䞀枚皋床の曞類で、䌁業様の䜏所や䌚瀟名、発明者名などの曞誌的な事項を蚘茉した曞類です。

日本での特蚱出願の願曞ず、蚘茉事項はかなり近いです。

アメリカの代理人に必芁な情報を連絡すれば、䜜成しおもらえるたす。

 

 

特蚱請求の範囲クレヌム

こちらも、日本での特蚱出願の特蚱請求の範囲ず基本的には同じです。

基本的には、日本での特蚱出願の特蚱請求の範囲を英語に翻蚳するこずになりたすが、

アメリカならではの泚意点もいく぀かありたす。

 

クレヌムの蚘茉圢匏

日本の特蚱出願では、「Cを備えるBを有するAを含む装眮」ずいった流し曞きや曞き䞋しず呌ばれる蚘茉方法が䞀般に甚いられおいたす。

しかしながら、米囜では、䞀般的には、「Aを含む装眮であっお、AはBを有し、BはCを備える」ずいった蚘茉方法が甚いられおいたす。

米囜流のクレヌムの方が、語句同士の修食関係がわかりやすく、翻蚳しやすいため、あらかじめ米囜型の蚘茉方法でクレヌムを䜜成した方が良いです。

 

クレヌム数

アメリカでは、党䜓のクレヌムの数が個たでで、か぀独立クレヌムが個たでであれば、庁手数料が同䞀料金になりたす。

逆に、これらの䞊限を超えた堎合の远加手数料は非垞に高額になるため、米囜に出願する可胜性がある堎合には、圓初からクレヌム数に気を぀けおおいた方が良いです。

 

マルチ埓属クレヌム

アメリカでは、倚数の項に埓属するクレヌムは、その芪ずなる項数に応じお、クレヌム数がカりントされるこずが知られおいたす。

 

぀たり、いわゆるマルチ埓属するクレヌムを甚いるず、個のクレヌム数の䞊限に簡単に達しおしたい、远加手数料発生の原因になりやすいです。

したがっお、米囜に出願する堎合には、囜内移行時にマルチ埓属クレヌムをシングル埓属クレヌムに補正しおおくこずが䞀般的です。

これを知らないで手続を進めおいたずしおも、おそらく珟地代理人が気付いお、補正しおおいおくれるず思いたす。

 

たた、マルチ埓属項にマルチ埓属項がくっ぀くいわゆるマルチのマルチは米囜では拒絶理由になっおいたすので、この堎合も、シングル埓属になるように補正しなければなりたせん。

 

 

明现曞

こちらも、日本での特蚱出願の明现曞ず基本的には同じです。

基本的には、日本での特蚱出願の明现曞を英語に翻蚳するこずになりたす。

 

したがっお、日本での特蚱出願のずきから、倖囜語に翻蚳しやすいような文章にしおおくこずが重芁です。

具䜓的には、

  • 䞻語ず述語を明確にする
  • 短文にする
  • 簡朔な衚珟を䜿う
  • 同䞀の意味を衚す堎合には、同䞀の語を䜿う

こずが重芁です。

 

これらを意識した明现曞を普段から曞くず、日本での特蚱出願の明现曞もわかりやすくお良いものになるず思いたす。

 

 

図面ず芁玄曞

こちらも、日本での特蚱出願で䜿った曞類を英語に翻蚳すれば十分です。

 

 

英蚳の際の泚意点

明现曞を日本語から英語に翻蚳する堎合、基本的には盎蚳にしたす。

日本語を盎蚳するず、英語衚珟ずしおは䞍自然だったり、回りくどくなったりするこずがあるため、そのような堎合には倚少意蚳するこずもありたす。

 

ただし、本来の技術的意味が欠萜しおしたったは意味がありたせんので、たずえ英語衚珟ずしお倚少䞍自然であったずしおも、

意味がきちんず読み取れ、論理的に理解できるのであれば、あえおあたり修正せずに盎蚳するずいう遞択肢もありたす。

 

内容を远加するこずができる

英蚳はほが忠実な盎蚳がよいず曞きたしたが、内容を远加するこずもできたす。

䟋えば改良発明があったずきにその改良発明を远加した明现曞を䜜っお、提出するこずもできたす。

改良発明を远加する堎合であっおも、元の明现曞に曞いおあった内容は挏れなく英語の明现曞に含たせおおいたほうが無難です。

それは審査を受けた時に、明现曞の内容に基づいおクレヌムを補正したりしお特蚱を受けるこずができるようになりたす。

「曞いおあったはずのものが曞いおない」ずなるず、いい暩利が取れなくなる恐れがありたす。

 

この堎合、優先暩の䞻匵は元の日本語の明现曞に曞いおあった発明だけに぀いお有効ずなりたす。

埌から远加した改良発明に぀いおは優先暩の効果は発生したせん。

優先暩が発生する、発生しない、ずは、新芏性・進歩性の刀断は優先暩が効く発明に぀いおは優先日を基準に刀断し、

優先暩が発生しない発明に぀いおは実際の出願日を基準に刀断するずいう意味です。

 

prior art埓来技術ずいう甚語は䜿わない

英語でprior art埓来技術ずいうずきは、それはすでに公知になっおいる技術ずいう意味で扱われたす。

したがっお、明现曞の䞭でうか぀にprior artずいう甚語を䜿っおしたうず、出願人がその技術が公知であるこずを自認したものずしお扱われたす。

そしお、それを理由に新芏性や非自明性を吊定される可胜性がありたす。

なので、埓来技術を蚘茉するずきは、できればbackground art背景技術や conventional art慣甚技術ずいう呌び名を䜿いたしょう。

 

背景技術の説明は簡朔にする

日本の明现曞は、冒頭は背景技術の説明から入り、続いお、背景技術の課題を曞き、そしおそれに察する解決手段を提瀺するずいうストヌリになっおいたす。

これは、日本や欧州では、課題ヌ解決アプロヌチずいう手法が䞻流なため、䟋えば、課題を匷調したいがために、背景技術を现かく説明しおいるような堎合も珍しくありたせん。

 

しかし、アメリカでは、課題ヌ解決アプロヌチをずらず、発明の構成を淡々ず説明するスタむルをずる傟向がありたす。

背景技術は簡朔なほうがよく、背景技術の説明はせいぜい1ペヌゞ皋床に収めるようにしたほうがよく、わざわざ図面を甚いお説明するこずもしたせん。

 

課題は広く曞く

日本や欧州における課題ヌ解決アプロヌチでは、解決すべき課題に察する解決手段ずいう流れがずおもずおも重芁です。

しかしアメリカでは課題ヌ解決アプロヌチを採甚しおいないので、課題を倧げさに匷調する必芁はありたせん。

 

むしろ、アメリカではその発明が予枬可胜であるかどうかずいう予枬可胜アプロヌチをしたすので、

䟋えば、埓来からこういう問題の解決が期埅されおいた、などず挔出するず、非自明性がないずされおいれおしたうおそれがありたす。

 

぀たり、蚭蚈倉曎ぞのむンセンティブや垂堎の芁望などを匷調するず、その発明は「予枬可胜」だったずいわれかねないので、

課題は広めに、具䜓的には発明の非自明性を考えお狭すぎず広すぎず、バランスのよい課題を蚘茉したしょう。

 

アメリカ特蚱出願に必芁なサむン曞類

アメリカで特蚱出願するには、日本などの通垞の囜の特蚱出願曞類ずは別に、

宣誓曞(Declaration)、譲枡蚌(Assignment)、委任状 (Power of Attorney)ずいう

サむン曞類が぀必芁であるずいう特城がありたす。

 

 

これらの曞類は、それぞれの提出期限たでに提出すれは問題ないのですが、

慣䟋的には、アメリカに特蚱出願するのず同時に党郚たずめお提出しおしたうこずが倚いです。

 

たずめお提出しおしたった方が、出し忘れを防げたすし、

アメリカの匁理士に支払う手数料も安く枈む堎合がありたす。

 

宣蚀曞 (Declaration)

宣誓曞ずは、発明者が誰であるかずいうこずを宣誓しお蚌明する圹割を持぀曞類です。

したがいたしお、サむンをするのは、発明者です。

サむンする人 発明者
提出期限 登録料玍付たで

 

譲枡蚌 (Assignment)

譲枡蚌ずは、特蚱を受ける暩利を、発明者が所属䌁業に譲枡したこずを蚌明する圹割を持぀曞類です。

サむンする人 発明者
提出期限 特になし
係属䞭に出願の承継があった堎合は、委任状の提出の時に発明者から原出願人たでのChain of Title譲枡履歎の譲枡蚌を、すべお提出する必芁がありたす。

 

委任状 (Power of Attorney)

委任状ずは、匁理士を代理人ずしお委任したこずを蚌明する圹割を持぀曞類です。

サむンする人 出願人
提出期限 特になし
委任状がないずできない手続きがあるため、なるべく早めに提出するこずが望たしいです。

 

 

アメリカの特蚱芁件

ここたで玹介したこずを抑えおもらえれば、ずりあえずアメリカに特蚱出願するずころたでは進められるず思いたす。

しかし、その特蚱出願が、実際にアメリカで特蚱ずしお認められるかどうかは、ここに曞く特蚱芁件を満たすかどうかにかかっおきたす。

 

新芏性102条

2011幎の法改正により、アメリカでは、昔の先発明䞻矩first-invent systemから、新しい先発明者先願䞻矩first-inventor-to-file systemぞず倉曎になりたした。

 

アメリカ特蚱法の新芏性の条文は、以䞋になりたす。

102条特蚱芁件新芏性
新芏性先行技術䞀人は、以䞋の堎合を陀き、特蚱を受けられる。
そのクレヌム発明が、そのクレヌム発明の有効出願日前に、特蚱され、印刷刊行物に蚘茉され、公に䜿甚され、販売され、又はその他公衆に入手可胜であったずき又は
そのクレヌム発明が、151条によっお発行された特蚱、又は122条bによっお公開され又は公開された物ずみなされた出願に蚘茉され、その特蚱又は出願が他の発明者を蚘名しおおり、か぀そのクレヌム発明の有効出願日前に有効に出願されおいたずき
35 U.S.C.102 Conditions for patentability;novelty.
(a) NOVELTY;PRIOR ART.A person shall be entitled to a patent unless
(1)  the claimed invention was patented,described in a printed publication, or in public use, on sale, or otherwise available to the public before the effective filing date of the claimed invention; or
(2)  the claimed invention was described in a patent issued under section 151, or in an application for patent published or deemed published under section 122(b),in which the patent or application , as the case may be, names another inventor and was effectively filed before the effective filing date of the claimed invention.

 

 

アメリカ特蚱法102条(a)(1)は、日本の特蚱法の29条1項各号の新芏性ず、39条の先願䞻矩の芁件を䞡方合わせたような芏皋になりたす。

新芏性の解釈においお、日本ずアメリカでは実質的にほが同じず考えお良いず思いたす。

぀たり、特蚱出願に関する技術的なアむデアが、ただ䞖の䞭に公開されおいなければ、O.K.です。

 

䞀方で、アメリカのグレヌスピリオド(grace period=one year rule)の芏皋は、珟圚の日本ず同様に幎間認められたす。

自己の発明を公開しおも、その日から幎以内に出願すれば、その公開された発明は、その出願の審査においお先行技術ずはなりたせん。

たた、アメリカでは、日本ず異なっお、出願時には特段の手続きをしなくずも、グレヌスピリオドの適甚を受けるための手続は任意的であっお、事埌的に芏則1.130等の宣誓曞を提出すればグレヌスピリオドの利益を受けるこずができたす。

 

 

日本の新芏性喪倱の䟋倖のアメリカのグレヌスピリオドの比范たずめ

日本米囜盞違
行為者特蚱を受ける暩利を有する者発明者。たたは共同発明者△
行為発明が29条1項各号公知、公甚、刊行物蚘茉、たたは電気通信回線を通じお公衆に利甚可胜に該圓するに至ったこず䞻題が開瀺されたこず◯
グレヌスピリオド新芏性を喪倱した日から幎以内その開瀺が有効出願日前幎以内×
手続①その旚を蚘茉した曞面を出願ず同時に提出しなければならない30条3項。
②蚌明曞面を30日以内に提出しなければならない30条3項。
③30条3項の手続をしなければ䟋倖芏定の適甚はない。
①出願時に、グレヌスピリオド期間内の発明者の開瀺に関する陳述を明现曞に含たせるこずができる芏則1.77(b)。
②出願埌であっおも、その開瀺が102条(b)の䟋倖芏定によっお102条(a)の先行技術に該圓しない旚を立蚌するこずができる芏則1.130。
③出願時に陳述しおもよいし、審査段階で先行技術が匕甚されたずきに、宣誓曞を提出しおもよい。
×

 

×

効果29条1項各号のいずれかに該圓するに至らなかったものずみなす30条2項。そのクレヌム発明に぀いお(a)(1)項における先行技術ずはならない102条(b)(1))。◯
他人の 行為①グレヌスピリオド期間内に他人が同䞀の発明を公衚すれば、新芏性39条1項によりその出願は拒絶される。
②グレヌスピリオド期間内に他人が出願すれば、先願䞻矩39条によりその出願は拒絶される。
①グレヌスピリオド期間内に他人が同䞀の発明を公衚しおも、䟋倖102条(b)(1)()によりその出願は拒絶されない。
②グレヌスピリオド期間内に他人が出願しおも、䟋倖102条(b)(2)(B)によりその出願は拒絶されない。
×

 

 

 

 

非自明性103条

日本の特蚱法では、新芏性をクリアしたずしおも進歩性の芁件が課されたす。

アメリカでも同様に、新芏性(novelty)をクリアしおも、非自明性unobviousnessの芁件が課されたす。

アメリカの非自明性は、実務的には日本の進歩性ずほが同様の芏皋ず考えお良いず思いたす。

 

アメリカ特蚱法の非自明性の条文は、以䞋になりたす。

103条特蚱芁件非自明な䞻題

発明が102条に述べたように党く同䞀のものずしお開瀺又は蚘述されおいないずき、特蚱を求める䞻題ず先行技術ずの差異が、その技術分野においお通垞の知識を有する者にずっお、その䞻題が党䜓ずしお発明のなされた時点においお自明であった堎合は、特蚱を受けるこずはできない。特蚱性は、発明のなされ方によっお吊認されおはならない。

35 U.S.C.103 Conditions for patentability;non-obvious subject matter.
A patent for a claimed invention may not be obtained,notwithstanding that the claimed invention is not identically disclosed as set forth in section 102,if the differences between the claimed invention is not identically disclosed as set forth in section 102, if the differences between the claimed invention and the prior art are such that the claimed invention as a whole would have been obvious before the effective filing date of the claimed invention to a person having ordinary skill in the art to which the claimed invention pertains.Patentability shall not be negated by the manner in which the invention was made.

 

103条における「先行技術」は102条における先行技術をいうず解されたす。

日本では、進歩性欠劂の拒絶理由に察しおは、組み合わせに阻害芁因があるか、たたは有利な効果を䞻匵するず思いたす。

アメリカでも同様で、teaching away阻害芁因があるか、たたは unexpected result予期せぬ䜜甚効果がある、のどちらかで非自明性を䞻匵したす。

 

 

蚘茉芁件112条

アメリカ特蚱法では、112条に蚘茉芁件が蚘茉されおいたす。

 

112条特蚱芁件蚘茉芁件

明现曞は、その発明の又は最も関連性が近い分野の圓業者がそれを䜿甚し補造するこずが可胜ずなるように、十分に、明瞭に、簡朔にか぀正確な甚語をもっお、発明䞊びにそれを敎合字䜿甚する態様及びプロセスを蚘述した蚘茉を含み 発明者又は共同発明者が最善ず信じる発明の態様を提瀺しなければならない。
明现曞は、出願人が自己の発明ず信じる䞻題を具䜓的に特定し、明確に請求した䞀又は耇数のクレヌムで完結するようにしなければならない。

35 U.S.C. 112 SPECIFICATION
(a) IN GENERAL.- The specification shall contain a written description of the invention, and of the manner and process of making and using it, in such full, clear, concise, and exact terms as to enable any person skilled in the art to which it pertains, or with which it is most nearly connected, to make and use the same, and shall set forth the best mode contemplated by the inventor of carrying out his invention.

(b)Conclusion.—The specification shall conclude with one or more claims particularly pointing out and distinctly claiming the subject matter which the inventor or a joint inventor regards as the invention.

 

たずめるず、112条は、明现曞が䞋蚘3぀の事項を持っおいなければならない
・実珟可胜芁件発明を実斜できるかどうか
・ベストモヌド発明の最良の圢態が曞いおあるかどうか
・発明の明確性クレヌムに蚘茉された発明が明確かどうか

 

実斜可胜芁件

実斜可胜芁件enablement requirementずは、明现曞を読んだ人がその発明を補造したり、䜿甚できたりする皋床に明现曞が曞いおあるこずをいいたす。

明现曞は発明の十分な情報を含んでいなければならず、明现曞の情報に基づいお、圓業者が過床の実隓をしなくおも、その発明を実斜できるこずをいいたす。

 

発明が電気や機械の分野であれば、その発明の構造や補造方法をしっかり蚘茉しおおくべきです。

化孊やバむオの分野であれば、その発明の化孊匏、シヌケンスリスト、組成、たたは実隓デヌタを蚘茉しおおくべきです。

ITや遊技機などの分野であれ、機胜ブロック図などでその凊理を衚珟し、明现曞䞭で詳现に説明しおおくべきです。

 

ベストモヌド

ベストモヌドbest modeずは、発明者が最良ず信じる発明の圢をいいたす。

日本などにはないアメリカ特蚱法の独特の芁件です。

ベストモヌドは、出願人が完党な発明の開瀺をせずに、独占暩を埗ようずする詊みを防止するためのものです。

 

発明者が、最良の実斜䟋を隠すこずは犁止されおおり、ベストモヌドは法埋に定められおいる芁件であるものの、実は、特蚱の無効理由にはなっおいたせん。

以前はベストモヌドも無効理由の぀だったのですが、ベストモヌド芁件はやや䞻芳的な偎面が匷いため、芁件を満たしおいるかどうかの刀断が難しいずいう問題がありたした。

そこで、2011幎の新しい米囜特蚱法ではベストモヌドは特蚱の無効理由から陀倖されおいたす。

 

しかしながら、将来の刀䟋で、ベストモヌドに関する刀断が倉わるかわからないため、埓来通り、出願の時点でのベストモヌドは、明现曞に曞くようにしおおいたほうが無難です。

 

クレヌムの明確性

保護を受けたい発明は、明確にクレヌムに曞いおおく必芁がありたす。

 

䟋えばクレヌムが矛盟を含んでいたり、甚語が䞍明確である堎合は、クレヌム党䜓が䞍明確ですし、

クレヌムに甚いた甚語の意味がその技術分野で通垞䜿われおいる意味ず矛盟する意味に甚いた堎合も、クレヌム党䜓が䞍明確です。

 

クレヌムが明现曞の内容ず矛盟しおいる堎合、クレヌムが技術的な矛盟を含んでいる堎合、クレヌムが新しい技術甚語を含んでいるがその意味が䞍明な堎合も、クレヌムが䞍明確になりたす。

 

皋床を衚す盞察的な甚語を䜿甚するず、クレヌムは䞍明確になるこずがありたす。

䟋えば、「ラむダヌの身長の5875のホむヌルベヌスを有する自転車」は䞍明確です。

なぜなら、ラむダヌの身長が人によっお違うため、発明の範囲も䞍明確になりたす。

 

about玄ずいう甚語を䜿った堎合は、ケヌスバむケヌスですが、発明が䞍明確になる堎合もありたす。

䟋えば、その数倀に近い先行技術がある堎合は、どこたでが発明の範囲なのかが䞍明確ずなりたす。

ただし、aboutずいう文蚀を掚奚するアメリカの代理人もいたすので、技術分野に応じおよく盞談をしおください。

 

similar同様の、類䌌のずいう甚語を䜿うず、クレヌムが䞍明確ずなる堎合がりたす。

䟋えば、クレヌムに「高圧力クリヌニング装眮及びその類䌌装眮」ず曞いた堎合、そのクレヌムは䞍明確ずなりたす。

「類䌌装眮」が䜕であるか䞍明確であるからです。

 

このように、クレヌムが明確になるように、最新の泚意を払っおクレヌムの甚語を決めおいく必芁がありたす。

䞊蚘の䟋では、クレヌムが䞍明確になる䟋のごく䞀郚です。

 

 

 

補正芁件

米囜においおも、日本ず同様に、出願圓所の明现曞、図面およびクレヌムに開瀺も瀺唆もされおいない事項を远加する補正、

たたは出願圓所の明现曞の根本的な䞍備を補う補正は、新芏事項の远加であるずしお認められたせん。

 

ただし、䞀般的には、米囜の特蚱実務では新芏事項であるか吊かの刀断基準は、日本の特蚱法䞋における芏準よりも緩やかであるず蚀われるこずが倚いです。

䟋えば、米囜では、その発明に本来的に備わっおいる利点や効果は、䟋え明现曞に蚘茉されおいない堎合であっおも、補正で远加できるずいう颚に䞀般的に理解されおいたす。

 

米囜の特蚱匁護士の䞭には、優先暩䞻匵の基瀎ずなる出願の番号を米囜の明现曞の蚘茉の䞭に匕甚しおおくこずを匷く勧める人がいたす。

もし、米囜の明现曞に誀蚳があっおも、基瀎ずなった出願に基いお補正ができる可胜性が高いからずいう理由のようです。

 

 

拒絶理由通知

出願人は、拒絶理由通知に察しお原則ずしお、3ヶ月以内に応答しなければなりたせん。

しかしながら、応答期間は、手数料を支払えば、1ヶ月単䜍で最倧3ヶ月たで延長できたす。぀たり、応答期間は、拒絶理由通知の発行日から最倧でヶ月たで䌞ばすこずができたす。

なお、応答期間の延長は、期間を過ぎおから、事埌的に延長手続をするこずができたすので、安心です。

 

拒絶理由通知の応答策ずしおは、日本ず同じく、補正曞の提出、意芋曞の提出がありたす。

補正曞で特蚱出願を適切な圢に修正し、意芋曞で特蚱出願の正圓性を䞻匵したす。

 

たた、むンタビュヌずいっお、審査官ずの盎接の面談や電話面談を、アメリカの代理人に頌んで行っおもらう方法もありたす。

このむンタビュヌにより、特蚱になる可胜性を確かめたり、技術説明を詳现にするこずができたす。

 

 

 

その他の審査手続き

出願公開

アメリカでは、日本ず同様に、特蚱出願から18ヶ月経過埌に、その特蚱出願の内容が公開されたす。

すなわち、特蚱出願に関する曞類が、アメリカ特蚱商暙庁USPTOにアップロヌドされおしたいたす。

 

 

IDS情報開瀺陳述曞

アメリカでは、特蚱出願人に、情報開瀺矩務ずいう矩務が課せられたす。

その矩務を履行するために、情報提䟛を行う手続きが、情報開瀺陳述曞Information Disclosure Statement,IDSず䞀般的に称する、぀たりIDSの提出になりたす。

 

このIDSは、特蚱を出願したずきから、特蚱が登録になるたでずっず課せられるもので、

これを怠るず、特蚱暩を䜿うこずができなくなっおしたいたすので、非垞に重芁床の高い手続きになりたす。

 

たた、耇数の囜に同時に特蚱出願しおいるず、アメリカの審査では瀺されなかった先行技術文献が、他囜の審査官から提瀺される堎合がけっこうありたす。

そのような堎合には、その郜床、その先行技術文献をIDSずしお提出する必芁がありたす。

 

 

䟋えば、ラむバル䌁業に、ラむバル䌁業が出願䞭の発明に関連する先行技術文献を送り぀けるこずで、そのラむバル䌁業にIDSの矩務を発生させるずいうようなトラップをしかけるこずも、ずきどき行われおいたす。

・提出する必芁がある文献
1,本出願の明现曞䞭で先行技術文献ずしお玹介しおいる文献
2.察応する日本出願優先暩基瀎出願や倖囜出願などのファミリヌ出願における拒絶理由通知などや、そこで匕甚された文献
3.PCTの囜際調査報告などや、そこで匕甚された文献
4.同じ特蚱ポヌトフォリオ䞭の関連する案件ファミリヌでないの審査においお匕甚された文献
5.その他、特蚱出願ずその暩利化に関わる物が知った特蚱性に関する重芁な情報

 

 

限定芁求

限定芁求は、特蚱出願に、発明の単䞀性が認められない堎合に出されるものです。

぀の特蚱出願に぀以䞊の別個の発明が詰め蟌たれおいるず刀断されおいたすので、

出願人は、どれか぀の発明に絞るように遞択しなければいけたせん。

 

぀の特蚱出願に、たくさんの発明が詰め蟌たれおいるず、審査が倧倉ですし、

費甚負担の面で公平性を欠くず考えられおいるため、このような制床になっおいたす。

 

限定芁求は、それに応答できる期間が30日以内ずずおも短いため、迅速に察応する必芁がありたす。

䞀方、限定芁求は、曞面でなく電話で答えるだけも良いので、急ぎの堎合には電話で枈たせるこずもありたす。

 

なお、限定芁求に応答する結果、遞択しなかった発明に぀いお特蚱にしたい堎合には、

特蚱出願を分割するこずで、別の特蚱ずするこずができたす。

 

たた、PCTルヌトで特蚱出願した堎合は、アメリカ盎接出願のパリルヌトの堎合ずくらべお

若干ですが、単䞀性の芁件がゆるく、限定芁求が出されにくいこずが知られおいたす。

 

 

アドバむザリ通知

アドバむザリ通知ずは、最埌の拒絶理由通知ぞの応答によっおも特蚱されない時に審査官により発行される通知のこずです。名称も目的も異なりたすが、日本で蚀う拒絶査定に該圓するず考えおもよいず思いたす。

アドバむザリ通知ぞの察応策ずしおは、䞋蚘の぀が挙げられたす。

  • 継続審査請求RCE)たたは継続出願
  • 審刀請求
  • 攟棄

 

 

 

継続審査芁求RCE

継続審査請求ずは、同䞀出願内で審査の継続を求める請求のこずで、昔あったCPAに代わっお導入された制床です。継続審査請求は、よくRCE(Request for continued examinationず呌ばれおいたす。CPAは芪出願の手続を匕き継ぐものの、別個の新たな出願手続きが必芁でしたが、RCEにより簡易な手続で審査の継続を求めるこずができるようになりたした。

RCEの時期
RCEができる時期は、出願の審査が終了した埌で、次の䜕れかの早いずきたでです。
・特蚱料の支払い前
。特蚱出願の攟棄
。特蚱審刀郚による審決に察する連邊巡回控蚎裁刀所ぞの出蚎
芁するに、䞀般的にRCEをするのは、アドバむザリ通知を受けた埌です。特蚱料の支払い埌であっおも、請願により特蚱査定を取り䞋げおもらい、RCEが可胜です。

぀たり、日本でいうず、拒絶査定アドバむザリ通知を受けた埌に、再床審査をやり盎しRCEしおもらえるようなむメヌゞです。

提出曞類

情報開瀺陳述曞、補正曞、特蚱性を裏付ける新たな蚌拠を、RCEず同時に提出する必芁がありたす。

䞇が䞀、アドバむザリ通知で補正が华䞋された旚が通知されおいたら、クレヌムは補正前の状態にあるので、RCEず同時に再床補正する必芁が生じたす。

 

 

 

 

小芏暡団䜓small entityの割匕

出願人が、小芏暡団䜓たたは極小団䜓micro entityであれば、USPTO費甚が枛額になりたす。

 

ここで、
小芏暡団䜓small entityずは、個人、小䌁業、非営利団䜓です。
小䌁業ずは、関連䌚瀟も含めお、埓業員が500人未満の䌁業です。
非営利団䜓ずは、発明に関する暩利を小芏暡団䜓以倖の他瀟に譲枡・移転・実斜蚱諟しおおらず、そのような矩務をも負わない、教育機関や非営利科孊・教育機関などです。

小芏暡団䜓ずしおの地䜍を䞻匵する最も簡易な方法は、出願甚の曞匏の䞭にある小芏暡団䜓のボックスにチェックを入れるこずで、の枛額になりたす。

 

極小団䜓micro entityずは、小芏暡団䜓に該圓し、さらに4以䞊の過去の特蚱出願においお発明者ずしお蚘名されおおらず、平均家蚈所埗の3倍以䞊の所埗を受け取っおおらず、平均家蚈所埗の倍以䞊の所埗を受け取っおいる団䜓にラむセンスたたはその他の所有暩を譲枡等しおいないものをいい、の枛額になりたす。

自瀟が埓業員が人未満であるずしおも、関連䌚瀟を䜵せれば人を超える堎合は小芏暡団䜓ではなくなり、発明に関する暩利を倧䌁業に譲枡しおいたり、そのような予定があるずきは小芏暡団䜓の優遇は受けられたせん。

 

 

アメリカ特蚱出願の費甚

米囜特蚱商暙庁USPTO料金

2018幎1月16日より、米囜特蚱商暙長USPTOの料金が倀䞊になっおおりたす。

最新の料金を䞋蚘にを瀺したす。

 

出願段階料金
 ・特蚱出願料金基本、サヌチ、審査手数料の合蚈$1,720
 ・意匠出願料金基本、サヌチ、審査手数料の合蚈$960
 ・仮出願料金$280
 ・PCT出願の移行料金基本、サヌチ、審査手数料の合蚈$1,580
 ・クレヌム数の超過分料金20を超える1クレヌム毎$100
 ・独立クレヌム数の超過分料金3を超える1独立クレヌム毎$460
 ・マルチ埓属クレヌム料金マルチクレヌムが1぀でもある堎合、耇数あっおも同䞀料金$820
 ・远完料金出願料金、眲名曞類$160

 

䞭間段階料金
 ・延長申請料金      200/1ヶ月,600/2ヶ月,1,400/3ヶ月,2,200/4ヶ月,3,000/5ヶ月
 ・最初のRCE申請料金RCE:Request for Continuing Examination Fees$1,300
 ・回目以降のRCE申請料金$1,900
 ・審刀請求の料金審刀請求時に800を支払い、実態審理の開始時に曎に2,240を支払う$3,040

 

登録段階料金
 ・特蚱登録料金公開ず発行手数料の合蚈$1,300
 ・意匠登録料金公開ず発行手数料の合蚈$1,000

 

 

アメリカUSでの特蚱暩の効力

アメリカでは、日本ず比べお、蚎蚟における損害賠償の金額が非垞に高いこずが知られおいたす。

これは、特蚱䟵害蚎蚟においおも䟋倖ではないこずから、アメリカでは、自瀟の特蚱ポヌトフォリオを充実させお、

特蚱暩䟵害蚎蚟から身を守るこずが非垞に重芁になっおきたす。

 

たた、特蚱䟵害蚎蚟が頻繁に行われるこずから、その察抗手段ずしお、盞手の特蚱を朰す手続きが重芁になっおきたす。

 

 

盞手の特蚱を無効にしたい

アメリカの特蚱法では、珟圚、特蚱を朰すための手続きが4぀ありたす。

  • 査定系再審査
  • 付䞎埌レビュヌ
  • 圓事者系レビュヌ
  • ビゞネス方法レビュヌ

 

 

無効審刀ず異議申立おの぀しかない日本ず比べお倚圩で、非垞にアメリカらしいず思いたす。

これだけあるず、それぞれの状況に応じお䜿い分けるこずができたす。

 

ただ、数が倚すぎおちょっずわかりにくいかもしれたせん。

この぀の぀぀を、以䞋に詳现に説明いたしたす。

 

 

査定系再審査

抂芁

再審査reexaminationずは、特蚱の発行された埌、特蚱庁が先行技術に基づいおクレヌムが特蚱性を有するか吊かを審査するこずをいいたす。

旧法では、再審査は、査定系再審査ex parte reexamination ず、圓事者系再審査inter partes reexaminationの2皮類があり、

圓事者系再審査が圓事者系レビュヌずしお、名称も䞭身もリニュヌアルしたした。

䞀方、査定系再審査はそのたた残っおおり、特蚱暩者が請求すれば「審査の再開」ずなり、第䞉者が請求すれば日本でいう「異議申立お」に近い手続きずなりたす。

 

掻甚方法

特蚱暩者が自己の特蚱の有効性を確認したいずき、査定系再審査を利甚したす。

 

䟋えば、特蚱が発行された埌に、新たな先行技術文献が発芋されおクレヌムの特蚱性に疑いが生じたずき、

審査の過皋で情報開瀺しなかったたたは情報開瀺をしたが審査官に考慮しおもらえなかった先行技術があるずき、

特蚱暩者は先行技術文献を自ら提出しお再審査を受けるこずができたす。

 

たた、第䞉者が特蚱に異議を申し立おたいずき、再審査を利甚するこずができたす。

 

䟋えば、クレヌムの特蚱性に重芁な関連性を有するず思われる先行技術を発芋した時、

第䞉者は発芋した先行技術を提出するずずもに、再審査を請求するこずができたすが、

査定系再審査は第䞉者が積極的に特蚱性を争う手段ずしおは䞍十分です。

 

なぜなら、最初は第䞉者の請求でスタヌトしたすが、請求埌は匁駁の機䌚が䞎えられるものの、

その埌は特蚱暩者ず審査官ずの間だけで審理が進行し、第䞉者は参加する機䌚が䞎えられないからです。

 

結果、特蚱暩者ず審査官ずの間の議論だけで手続きが進み、特蚱暩者の有利な結論に導かれおしたうおそれがあるからです。

第䞉者が特蚱の有効性を争う手段ずしおは、他に付䞎埌レビュヌず圓事者系レビュヌがあるので、そちらの手続きを怜蚎すべきです。

 

その䞀方で、査定系再審査は匿名でも請求するこずができるので、第䞉者が自分の正䜓を知られずに、特蚱の有効性を争いたい堎合に掻甚するこずができたす。

たた、査定系再審査は、付䞎埌レビュヌや圓事者系レビュヌなどの比べおUSPTO料金が安いです。

そのため、特に切迫した特蚱䟵害の玛争がなく、やんわりず特蚱を攻撃したいずきに有効な手段かもしれたせん。

 

付䞎埌レビュヌ

抂芁

付䞎埌レビュヌpost-grant reviewは、特蚱付䞎された埌9か月以内に、第䞉者が申し立おお特蚱の有効性を争うこずができる制床で、期間限定の異議申し立おずいうこずができたす。

䌌たような制床ずしお、日本で2015幎4月から導入された異議申立お、欧州特蚱条玄European Patent Conventionにおける異議申立おがありたす。

 

付䞎埌レビュヌは、特蚱付䞎の盎埌の初期段階で特蚱を芋盎すこずによっお、

特蚱暩のクオリティを玠早く担保するこずを目的ずしおいたす。

 

しかし、日本での異議申立おは審刀官が特蚱を芋盎す審査的手続きであるのに察しお、付䞎埌レビュヌはどちらかずいうず裁刀的手続きずなっおいたす。

 

぀たり、埓来は特蚱の有効性は䟵害蚎蚟の䞀連の手続きの䞭で裁刀所においお争われおいたしたが、

特蚱の有効性を技術的専門知識がない裁刀官が刀断するのは容易ではなく、特蚱の有効性を争うのにいちいち裁刀所で争うのは費甚も掛かるため、

特蚱の有効性に぀いおの裁刀手続きを。技術専門家がいる米囜特蚱商暙庁で代替する手段ずいう䜍眮づけになりたす。

 

特城

付䞎埌レビュヌは、埌述する圓事者系レビュヌよりも審理開始の敷居が高くなっおいたす。

付䞎埌レビュヌでは、請求人が半分以䞊の確率で勝ち目がないず手続きが開始されないので、第䞉者は勝機に぀いお自信がある堎合に限り利甚するのがよいず思いたす。

 

付䞎埌レビュヌず圓事者系レビュヌを二重に係属させるこずはできないので、第䞉者は付䞎埌レビュヌか圓事者系レビュヌのどちらか䞀方をせんたくしなければなりたせん。

たた、付䞎埌レビュヌはずおも審理が迅速で、12か月たたは、延長された堎合でも最倧18か月の期間内に終了したす。

 

さらに、蚎蚟的な手続きが取り入れられおおり、圓事者はディスカバリを行うこずができたす。

ディスカバリずは、情報を蚌拠ずしお提出するこずをいい、圓事者が所有・管理しおいる曞類、電子的に蚘録された情報などを開瀺させる手続です。

 

それから、費甚が高額です。圓事者系レビュヌの費甚も高額ですが、付䞎埌レビュヌはさらに高額に蚭定されおいたす。

䟋えば、クレヌム数から20たでの堎合だず、35,800ドルが庁料金ずなりたす。これに米囜の匁理士費甚も加算されるので、盞圓高額になるず思いたす。

 

掻甚方法

付䞎埌レビュヌの察象ずなる特蚱は、2013幎3月16日以降圓日を含むの優先日を有する特蚱です。あたり叀い特蚱に察しおは申立おできたせん。

付䞎埌レビュヌは、特蚱の付䞎の埌9か月よりも前に提出しなければならないので、あらかじめ盞圓な準備をしおおかなければ利甚できないでしょう。

 

察象ずなる出願をあらかじめ知っおいお、特蚱性に圱響を䞎える蚌拠を集めおおいお、それが特蚱になったずきに付䞎埌レビュヌの請求をしなければないため、

日ごろから特蚱玛争を繰り広げおいお、あるいは問題ずなる特蚱が審査にかかっおいお、なんずしおも特蚱を早く぀ぶしたいずきに利甚すべきでしょう。

 

圓事者系レビュヌ

抂芁

圓事者系レビュヌinter partes reviewは、特蚱付䞎埌に第䞉者が特蚱の有効性を争う代衚的な手続きで、日本でいう無効審刀に該圓する手続です。

しかし、日本の無効審刀が第䞉者の請求の基づき、行政庁が行政凊分を取り消すための手続きであるのに察しお、

圓事者系レビュヌは連邊裁刀所での蚎蚟手続きの代替手段ずいう䜍眮づけです。

 

芁するに、代替手段ずは、本欄は裁刀所で行うべき手続きを米囜特蚱商暙庁で行うようにしたずいう意味です。

 

特城

圓事者系レビュヌは、審理開始の敷居が、付䞎埌レビュヌよりは䜎いです。

付䞎埌レビュヌは、請願人に50以䞊の勝機がなければ審理が開始されたせんが、圓事者系レビュヌは請願人に50皋床の勝機があれば審理が開始されたす。

たた、付䞎埌レビュヌは特蚱付䞎から9か月以内に請求しなければなりたせんが、圓事者系レビュヌでは期限がないので、圓事者系レビュヌのほうがずっず䜿いやすい制床であるずいえたす。

 

なお、圓事者系レビュヌは裁刀所での裁刀手続きの代替手段ですので、圓事者系レビュヌを米囜特蚱商暙庁に請求したら、同じ特蚱の有効性を裁刀所で争うこずはできたせん。

たた、付䞎埌レビュヌず圓事者系レビュヌの2぀の手続きを重耇しおすすめるこずはできないのです。

 

たた、圓事者系レビュヌず付䞎埌レビュヌを二重に請求するこずはできないので、どちらか䞀方を遞択しなければなりたせん。

圓事者系レビュヌの審理は迅速に行われたす。審理は12か月たたは、延長された堎合でも最倧18か月の期間内に終了したす。

 

さらに、付䞎埌レビュヌず同様に、蚎蚟的な手続きが取り入れられおいたす。圓事者はディスカバリを行うこずができたす。

ディスカバリずは、情報を蚌拠ずしお提出するこずをいい、圓事者が所有・管理しおいる曞類、電子的に蚘録された情報などを開瀺させる手続です。

 

それから、費甚が高額です。付䞎埌レビュヌの費甚が高額であるこずは前述したずおりですが、それよりもやや䜎額に蚭定されおいるずはいえ、圓事者系レビュヌも費甚は高額です。

䟋えば、クレヌム数から20たでの堎合だず、27,200ドルが庁料金ずなりたす。

これに米囜の匁理士費甚も加算されるので、かなり高額になっおしたいたす。

 

掻甚方法

圓事者系レビュヌの察象ずなるのは、すべおの特蚱です。期間の制限はなく、叀い特蚱に察しおも請求するこずができたす。

2013幎3月16日以降の優先日を有する特蚱だけが察象ずなる付䞎埌レビュヌよりもずっず䜿いやすいず思いたす。

 

䟋えば、事業の劚げずなる競争盞手の特蚱があった堎合であれば、それが叀い特蚱であっおも、請求するこずができたす。たた請求の期限があるわけではないので、

事情が蚱せば、じっくり先行技術を集めお、無効の論理付けをしっかり䜜っおから請求するこずができたす。

 

したがっお、圓事者系レビュヌは第䞉者が特蚱の有効性を争ううえで、最もポピュラヌな手続きであるずいえるず思いたす。

 

ビゞネス方法レビュヌ

抂芁

特蚱を無効にする手続ずしお、2020幎9月16日たで斜行される期間限定の制床ですが、特にコンピュヌタ関連発明の特蚱を無効にする、ビゞネス方法レビュヌcovered business method reviewずいう制床がありたす。

 

このような暫定的な制床が䜜られた理由ずしおは、1990幎代埌半から2000幎代前半にかけお、

質の䜎いビゞネス方法特蚱が付䞎され、これらがパテントトロヌル蚎蚟に利甚されおいたずいう実情がありたした。

 

パテントトロヌルずは、自ら事業を行わない者が特蚱を譲り受け、倧䌁業を蚎えお巚額の賠償金をせしめようずする団䜓を蚀いたす。

合法ではありたすが、産業の発達を促すずいう特蚱制床の趣旚に反しお、産業の発達に寄䞎せずに単に巚額の賠償金を狙った蚎蚟を起こす団䜓です。

 

ビゞネス方法に関する特蚱出願が審査されおいた圓時は、米囜特蚱商暙庁ではこの分野を専門ずする審査官が䞍足しおいたようです。

 

そこで、米囜特蚱商暙庁はこの分野の特蚱の審査を匷化する意味合いで、
この期間限定の制床を䜜ったようです。

 

特城

ビゞネス方法レビュヌの察象は、ビゞネス方法特蚱に限定されたす。

ビゞネス方法特蚱ずは、䟋えば、金融商品の実斜、管理、たたは運甚に䜿甚されるデヌタ凊理に関するものをいい、特に非技術的なものに限定されたす。

 

金融商品ずは䜕であるかが問題ずなりたすが、本質的に金融的であるずか、金融掻動に付随するずか、

たたは金融掻動を補完する掻動党般を含む広いサヌビスであるず解釈されおいたす。

 

ビゞネス方法レビュヌの手続きは、付䞎埌レビュヌの手続きを䌌おいたすが、付䞎埌レビュヌの期限特蚱の付䞎の日から9月ずいう制限はありたせん。

期間の制限はなく、い぀でもビゞネス方法レビュヌを請求するこずができたす。

 

ただし、ビゞネス方法レビュヌを請求するには、実際に䟵害ず問われおいるこずが必芁ずなりたす。

実際に䟵害の譊告を受けおいお、そのような蚎蚟が提起されようずしおいるこずが必芁です。

 

この点、そのような切迫した状況でなくおもよい付䞎埌レビュヌや圓事者系レビュヌずは違いたす。

 

掻甚方法

ある特蚱を無効にしたいずき、圓事者系レビュヌかビゞネス方法レビュヌのどちらかを遞択するかが問題ずなりたす。

察象ずなる発明がビゞネス方法に関するものであり、実際に䟵害ず問われおいるずいう切迫した状況があるずきは、ビゞネス方法レベルを利甚するずよいです。

そのような特別な状況ではないずきは、圓事者系レビュヌを遞択するずいうこずになるかず思いたす。