クラッシュ・オブ・クランというゲームを提供するSupercell社に対して、GREE社が特許権侵害を主張して係争に発展しているそうですね。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1801/23/news137.html
クラッシュ・オブ・クランに対してグリーが特許権侵害で提訴
Supercell社は、クラッシュ・オブ・クランのゲームの機能の一部削除を発表
これを受けて、Supercell社は、クラッシュ・オブ・クランのゲームの機能の一部削除を発表したことから、
GREE社は、クラッシュ・オブ・クランのユーザから激しくネットで叩かれているようです。
https://twitter.com/ClashofClansJP/status/955706539180019712
Twitter上では、「#グリーを許すな」というタグまで発生して話題になっているようです。
今回、クラッシュ・オブ・クランからは、「レイアウトエディタ」という機能が削除されたようですが、
これがユーザにとってはかなり不便になるみたいですね。
最近では、ゲーム関係の特許申請も数がかなり増えてきたので、きちんと事前に調べておかないと、
知らないうちに他社の特許権侵害になってしまう可能性が高まっていると思います。
今回のケースでは、特許権侵害に当たるのかどうかという点は、詳細に検討しなければなりませんので、
最終的には司法の判断を仰ぐことになるかもしれません。
GREE社のビジネスに対してはマイナスの影響が出てしまう
しかしながら、GREE社の特許権の行使が仮に正当なものであったとしても、
GREE社はクラッシュ・オブ・クランのユーザをすでに相当怒らせてしまっていることから、
GREE社の提供するゲームのユーザが減ってしまうなど、GREE社のビジネスに対してはマイナスの影響が出てしまう可能性も高いです。
このように、いわゆるB to C向けのサービスにおいては、例え法的に正しい正当な行いであったとしても、
エンドユーザから見たときに悪者に見える場合には、評判が落ちたり、最悪の場合は不買運動のようなものが
起こって会社のビジネスにとって、マイナスの影響が出る可能性があります。
特許権を行使する場合には、このようなリスクまで考慮にいれて行う必要がありそうです。