特許申請ノウハウ
Know-how

こんな商標は嫌だ ~番外編~

第61回は、

「こんな商標は嫌だ ~番外編~」

をお届けします。

 

第57回のブログでは、サザン、チャゲアス、

B‘sなど、著名なグループの氏名の独占は

認められないというお話をしました。

さらに、出願人が所属会社であっても、

メンバーからの許諾が

必要である場合を紹介しました。

 

新しい名称を扱う商標弁理士という仕事は

ミーハーであることも必要な要件ですので、

今回は最近のアーティストの名前を

調べてきました。

 

〈Official髭男dism〉

 

ちょうど私が弁理士試験に合格した頃に、

「Pretender」がヒットしました。

(カラオケではキーが高くて歌えません…)

その後も「宿命」など

ヒット曲が次々出ていますが、

「Official髭男dism」の名称の商標権は、

メジャーデビュー直前の2018年2月に

出願し、2018年11月にストレートで

登録になっています。

 

これは、まだ著名になる前のタイミング

だったためスムーズに登録できたのですね。

メンバーの許諾などは求められませんでした。

 

〈King Gnu〉

 

一方で、許諾が必要になってしまったのが、

「King Gnu」です。

2019年2月に発表した「白日」が

大ヒットしました。

(キーがもっと高くて歌えません…)

 

「Pretender」と同じ2019年にヒット

しましたが、商標出願をしたのが

著名になった後の2020年だったため、

登録のためにメンバーの許諾が必要に

なってしまいました。

 

同じ時期に、当時すでに著名だった

「あいみょん」も商標出願をしているの

ですが、出願と同時に先回りして許諾も

提出していて、ストレートで登録に

なっています。

 

〈Mrs. GREEN APPLE〉

 

「Mrs. GREEN APPLE」も、

前の所属会社であるテアトルアカデミーさん

で2015年に商標を取得しています。

(やはり高くて歌えない…

今日は歌えない商標弁理士です。)

 

既に同じ商標が存在する場合でも、

権利区分が異なる場合は登録することが

できるため、現在の所属会社である

ユニバーサルミュージックさんでも商標出願を

行っています。

この商標出願は現在審査中のため、もしかしたら

数か月後に結果報告の続編を出すかも…?

お楽しみに!(^^)/

 

〈本名のアーティスト〉

 

ちなみに、私の好きなアーティストは、

米津玄師さんと藤井風さんです。

このお二人は本名で活動されているので、

商標登録の必要はありません。

 

では、今日の歌う商標シリーズです。

【コーヒーギフトはAGF】

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/TR/JP-2020-038526/40/ja

 

お中元などの定番、コーヒーのギフトの商標です。

出願人は味の素さんなんですね。

この商標は、2020年に出願し、

2021年に登録になっています。

2001年に文字だけの商標が登録されているので、

スムーズに登録になりました。

 

次回は、文字のない音だけの商標で

登録に苦労した例をご紹介します。

お楽しみに!

 

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