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作業着を着た男性が泣いているイラスト

商標権を取ったらどうなった? 実際のお話

第74回のテーマは、

「商標権を取ったらどうなった? 

実際のお話」です。

商標権を取ると、

実際にどんなことが起きるのか。

今回は、商標権を取得した、あるいは

取得していなかったことで実際に起きた

二つのエピソードをお伝えします。

まず一つ目は、「やめなさい」と

言われる側になってしまったケースです。

ある飲食店の方から、

突然、「警告書」という書類が

内容証明郵便が届いたという相談がありました。

自分のお店の名前が、

他人の商標権を侵害しているので

使用をやめてほしい、

名称を変更してほしいという内容でした。

普段の郵便とは違う、

少し重たい雰囲気の書類が届いたときの驚きは、

想像に難くありません。

実際に内容を確認してみると、業態も名称も、

実質的に同一といっていい状況でした。

残念ながら反論できる余地はなく、

裁判などに発展する前に、

早めに名前を変えるという判断をしました。

ただ、名前を変えるといっても、

看板や内装、メニューの修正、

そして新しいネーミングの検討など、

すぐに終わる話ではありません。

そこで、侵害する意図はないこと、

変更の準備を進めていることを丁寧に伝え、

少し猶予をいただき、進めていきました。

結果的に大きなトラブルにはならず、

名前を変更し、さらに今後同じことが起きないように、

新しい名称で商標権も取得しました。

ぎりぎりではありましたが、

初動の対応が功を奏した例です。

次にご紹介するのは、

商標権のブランディング効果がはっきりと表れた、

明るいエピソードです。

コーチングや占いといった

無形サービスを提供している方から、

自分のサービス名を商標登録したい

というご相談がありました。

ネーミング自体もとても魅力的で、

そのまま出願したところ、

審査もスムーズに進み、

無事に権利化されました。

商標権を取得したことで、

その方はサービス名に登録商標であること

を示しながら、積極的に発信を始めました。

すると、入り口となるセミナーへの参加者が増え、

そこから個別のコーチングにつながるケースも増加し、

売上が大きく伸びたという嬉しい報告をいただきました。

目に見えないサービスだからこそ、

🄬「商標の権利化」をしたことで、

安心感や信頼感につながったのだと思います。

これは、ブランディング効果が

最大限に活かされた形で、

支援する側としても非常に嬉しい出来事でした。

士業やコンサルタントなど、

形のない価値を提供する仕事にとって、

商標は旗印を立てる手段になるのだと、

改めて感じさせられます。

今回の音の商標は

「キャキャキャラット、キャキャキャラット」

です♪

テレビで耳にしたことがある人も

多いのではないでしょうか。

商標権を持っているのはネクシス株式会社で、

登録された時期は先週紹介したドギーマンの

音の商標とほぼ同じ2017年頃でした。

審査も比較的スムーズに進み、

1年もかからずに権利化されています。

では、次回もお楽しみに!

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