第52回は
「男性アイドルグループの商標ってどうなってるの?(後編)」
です。
今回は、男性アイドルグループの商標について後編で
す。
「Kinki Kids」もSTARTO ENTERTAINMENT名義
になっているのですが、 2025年1月1日から
DOMOTOというグループで活動しています。
前編でお話ししたように、「Kinki Kids」の商標の権利
者はSTARTO ENTERTAINMENTですけれども、実
は、これとは別に堂本剛さんと光一さんは共同名義で
「DOMOTO」という事務所持っていて、これで商標
登録を取っています。
ジャニーズとかそういう流れはいったん置いておき、
まず2人の名義で活動していくという意思を感じと
れ、2人と周囲の人たちとの関係が少し読み解ける感
じがします。

堂本剛さんは、2000年代の初めぐらいにソロプロジェ
クトで「ENDLICHIERI☆ENDLICHIERI」として、
活躍されていましたね。実はこれも最初
「.ENDLICHIERI.」という、商標を最初ジャニーズ事
務所が持っていたのですが、その後、堂本剛さんの個
人の事務所に商標の権利が移転しています。
商標の権利を追いかけていくと、Kinki Kidsは、元ジ
ャニーズ軍団というより、それぞれ別々に活動してい
て、かなり独自に動いているということがわかってき
ます。
「DOMOTO」のように、共同で権利を持っている場
合は各々の持ち分、だいたい何対何ですかとか、話し
合いの上で決まります。個人ではもちろん、複数で権
利を持っていたり、会社名義で2社3社以上で1個の
商標を名義で持っていたりすることもあります。それ
ぞれが使っていいですよ、それぞれ権利を独り占めし
ていいですよ権を共有するということが可能なんで
す。
男性アイドルつながりということで、「純烈」さん、毎
年紅白に出る方たちですね。実は商標を持っていま
す。
これ株式会社G-STAR.PROという、純烈の所属する
芸能事務所だと思うのですが、そこが権利を持ってい
ます。このことからも、それぞれの芸能事務所
が、自社に所属する芸能人のグループ名の権利を持っ
ているのでは推測することができます。
あと、イケメンといえば、日本で有名な韓流のアイド
ルも調べてみました。
「東方神起」は株式会社エスエム・エンターテインメ
ントという会社が商標権利を持っています。実はこの
会社、男性アイドルだけでなく、例えば歌手のBoAで
すとか、女性アイドルグループの少女時代ですとか、
主にこの韓流の歌手タレントの商標を結構一括で管理
しています。
おそらく、株式会社エスエム・エンターテインメント
は韓国の会社の日本法人かなと思うのですが、面白い
のは、ハングルのグループの名前や、「東方神起」メン
バーのチャンミンやユンホの名前まで、商標登録して
いるところです。こちらの会社は結構徹底的に権利を
取りに行っており、商標登録に力を入れていることが
わかります。
では、最後に歌う商標シリーズです。
今回は、【Scan&Go】です。
これは特段男前つながりではないのですが、前にお話
ししたJCBのQUICPayや東武鉄道のSAKULaLa、そ
れと同じような感じで、決済サービスの音の商標で
す。ここの商標の権利者は株式会社カスミという茨城
のスーパーマーケットです。決済サービス等レジにピ
ッとすると音が鳴るという類のものだと思います。最
近、そういう音の商標が多く出てきていますね。

今後、地方ですとか、あるいはスーパーマーケット
とかで皆さんがよく耳にするような決済サービスの音
が続々と商標登録出願がされるんじゃないかな、とい
う感じがしますね。